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  浜訪問看護ステーションだより Vol.3 2006.06

浜訪問看護ステーションだより Vol.3 2006.06

雨に濡れたあじさいの花が美しい季節となりました。
諸先生方におかれましては、日頃より訪問看護事業への御理解ありがとうございます。
訪問看護ステーション委員長よりひとこと
平成6年4月に医師会立訪問看護ステーションが設立され、訪問看護事業がスタートしました。平成12年4月に居宅介護支援事業を併設し、現在までその運営は順調に推移しており、会員の先生方のご支援、ご協力の賜物と感謝しております。また、本ステーションの設立や運営に多大なご努力を頂いた歴代委員長や委員の先生方にも深くお礼を申し上げます。
現在、少子高齢化による高齢者の増加、医療費抑制のための医療から介護へのシフトなどで高齢者の在宅医療・看護や、在宅ターミナルケアーが増加しており、それとともに看護の多様化、介護支援事業事務の複雑、煩雑さも増しております。しかし、その割には医療と平行し介護関連報酬も年々減額されてきております。
今後もその傾向はますます強くなると思われますが、本ステーションでは看護の専門家として研鑽、邁進し、会員の先生方を始め、他の介護関連施設や福祉等と密接に連携し、在宅看護を希望される患者さんや、そのご家族のために全力で尽くしてまいりたいと思っております。ご理解、ご協力よろしくお願いいたします。
高山 進
訪問看護ステーション管理者よりひとこと
平成12年より介護保険制度が始まって5年が経過しました。
今年の4月からは制度の見直しが行われ、介護予防も始まり、医療保険の改定と共に在宅重視やターミナルケアーの充実に向けて一歩踏み込んだ改定となり、訪問看護ステーションとしても、一日も早く24時間体制を整備し、在宅療養支援診療所と連携し地域医療、介護の質の向上へ更なるお役に立ちたいと思っています。
大阪府におきましては、訪問看護ステーション連絡会が、府の医師会と府の看護協会の協力をいただき、訪問看護ステーション協議会として発足しました。大阪府との対応や情報交換もし易くなり、地域看護の充実へと更なる期待がもてます。
この4月より、杉岡委員長、高野理事も替わられ長年にわたり、ご尽力くださりありがとうございました。当ステーションも新しいスタッフも加わり、高山委員長、長谷川理事のご指導のもと、訪問看護ステーションの発展を目指して、頑張っていきたいと思っております。
今井 壽子

現在の利用状況(平成18年5月)現在

下は6歳から上は99歳と年齢の幅が広く、利用年数も数ヶ月から設立以来より長期に渡り利用して頂いてる方と様々です。
近年、ターミナル期や特定疾患・呼吸器疾患等の増加に伴い、各種在宅医療機器の使用や処置等も増え、専門的知識も求められています。

 

日常生活の援助技術
・保清
(清拭、入浴介助)
・排泄介助
・寝衣、シーツ交換

機能訓練
・拘縮予防の為の関節運動
・歩行訓練
・嚥下、言語訓練

治療・処置に伴う援助技術
・人工呼吸器
・NIPPネーザル
・喀痰吸引
・在宅酸素療法
・気管カニューレ
・経管栄養法(胃瘻、鼻腔)
・褥瘡処置
・創処置
・ストーマ(人工肛門、人工膀胱)
・在宅中心静脈栄養法
・点滴注射
・膀胱内留置カテーテル及び導尿

その他、統合失調症、うつ病等、精神的ケアの必要な方も訪問しています。又ご家族への看護、介護相談、アドバイスも行っています。

★特定疾患の内訳(利用料公費負担有り)
・後縦靭帯骨化症
・アミロイドーシス
・筋萎縮性側索硬化症
・パーキンソン病
・脊髄小脳変性症
多様化するニーズにお応えできるようスタッフ一同頑張っています。
諸先生方の指示書をお待ちしております。
 
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